言いたくないけど、僕が青二才です

言いたいことも言えない世の中で、言いたくないけどつい言っちゃうポイズンなブログ

政府主導のクールジャパン(笑)は不要〜クールジャパンの真の正体を解き明かせ!〜



久々に政治記事と言えば、政治記事、経済記事と言えば経済記事な記事を書いていこうと思います。元ネタとなったのはこれ。

痛いニュース(ノ∀`) : 枝野大臣「韓流じゃなくてAKBを海外で流行らせたい」…超クール・ジャパン作戦会議 - ライブドアブログ 痛いニュース(ノ∀`) : 枝野大臣「韓流じゃなくてAKBを海外で流行らせたい」…超クール・ジャパン作戦会議 - ライブドアブログ

まぁ、引用は後にするといたしまして、お品書きをいたしましょう。

お品書き

  1. むしろ、クールジャパンの担い手ほどこの言葉が嫌いなんだ
  2. クールジャパンを決めるのは政治家じゃない、庶民だよ!!
  3. 政治家が行うべき文化交流があるとすれば、文化に触れないこと
  • 超クルージャパン会議(笑)

まずはニュース部分の引用から行きましょうか。

28日、幕張メッセで開催中のニコニコ超会議 2012にて、「超クール・ジャパン作戦会議」が行われ、枝野幸男経済産業相が登場した。(略)
クール・ジャパン」とは、世界が共感する日本の文化や産業を海外に向けて発信させる経済産業省が推進するプロジェクト。枝野氏は、「こんなところまで来てしまいました」と苦笑しながらも、「ニコニコ動画やB級グルメ、日本には面白いものがたくさんある。海外の人たちが『いいよね』と思ってくれるような日本の文化をもっと発信させて行きたい」とあいさつした。

クール・ジャパンの一例として、自身もファンだというAKB48を挙げた枝野大臣は、「どうして韓流ばかりが人気で、AKB48が海外で人気ないのかが不思議だった。彼女たちも海外できっと流行するはず!」と熱弁。(略)
会議には、ニコニコ動画川上量生氏も出席。「日本のおたく文化が大好きな外国人をどんどん移住させちゃえば、クール・ジャパンはきっと広まる」と川上らしい斬新なアイデアを提案していた。

枝葉が多い記事なので、一部略をいれさせてもらいましたが、表現は本文通りです。
さて、私も重要度の低い場所からツッコミを入れて最後に枝野さんの話にしていきたいとおもいます。

まず、はてな・Twitterではkawangoでおなじみのニコニコ動画の川上氏から。

>>「日本のおたく文化が大好きな外国人をどんどん移住させちゃえば、クール・ジャパンはきっと広まる」

昔からよく聞くんだけどさ、オタクに外交語らせるときになんか安直に考えすぎてると思うんだよね。政治も経済も知らない人が、オタク文化だのコンテンツ論先行で大局を語るケースが多いからこの人にせよ、岡田斗司夫の評価経済論にせよ、手ぬるい。
移住させるって日本にですよね?わざわざ帰化した外人を海外に派遣って意味ではないですよね?
後者だと人権問題だし、前者だと安全保障問題に関わる。テロリストだろうが、日本に対してどうとも思ってない人でも口で「アニメが好きです」と取り繕えば、日本に移住できる環境が整えちゃってもいい。そういう話ですよ?この人が言ってることは。

僕が言ってることは極論?日本人って「日本」ブランドを過小評価しすぎてる。日本に住んでるって事がどれだけ恵まれてることかを軽視してる。東京の人は昨今の外国人の増えっぷりを見たらそれが少しはわかるはずだけども…。

オタクに限ったことじゃないけど、最近色んなところで議論をする際、高度に専門化され過ぎて自分らの専門分野の理と、大局の理が合わないって事が増えてますわな…。ひどいときはその「専門家同士の揉め事」で企業ができてて、消費者に届く頃には「なんじゃこれ?」ってモノができあがる某大手メーカーとかね。…コレなんぞその典型なんじゃないの?

次に「超クールジャパン会議」って話だけども、クールジャパンってよく「誰かが主導して世界に普及していくもの」のように言われますけど、それがそもそもの間違え!!
そして、クールジャパンの間違えを象徴するのが「会議」という存在。これはニコニコ動画のものであれ政府のものであれ会議であれば同じ。

よく考えてみてくださいよ、読者のみなさん!!

我々はクールジャパンという一塊の「何か」を推進しようとするのではなく、日本にある古今東西の多様な文化の素晴らしさを海外にいながら知っていただき、可能なら味わう機会を作っていこうというのがクールジャパンですよね?
(ここでは正誤を問わぬものとして)枝野氏自身が挙げたようにニコニコ動画もあれば、B級グルメもあり、AKB48だって彼に言わせれば、クールジャパンだそうだ。

AKBにはAKBの、ニコ動にはニコ動の、B級グルメの、それぞれに違う普及方法があるように思えるし、それを全部広げて「日本の文化」だなんて、言われても海外の人からすれば「日本ってどんな国?」って雰囲気がつかめない。もしも会議をするのであれば、日本のイメージ…それもどういうイメージに思われたくて、それにはどんな文化を全面的にアピールするのが素晴らしいのか?そこを議論すべきなのに、「日本文化を広めるにはどうしたらいいか」だと?漠然としすぎて不毛だよ。そんな議論。

クールジャパンに限らずさ、今のヒットしないくせにサービス量だけは多い商品にありがちなことは「コンセプト不在」なんです。日本文化を広める?だったら、日本文化の研究から始めなさい。枝野氏のコメントをもう一回個々に抜粋するよ。

>>「ニコニコ動画やB級グルメ、日本には面白いものがたくさんある。海外の人たちが『いいよね』と思ってくれるような日本の文化をもっと発信させて行きたい」

外人のいいよね=cool?前々から思ってたことをはっきり言わせてもらえばさ、クールジャパンってどこがクールなの?僕が官庁の資料を見たときには「これはクールジャパンではなく、ただのジャパンだ」と思ったのをよく覚えてるが?

これは麻生氏の時期からそう。「ジャパニメーションの産業化」として立てればよかったものをJ-pop・ファッションまでひっくるめた日本の若者文化全部にしてしまった。(※私は麻生クーデター説捏造事件以来の麻生ファンです。麻生氏のオタクコンテンツ産業への認識・改善策の提示もそれなりに評価してます。しかし、この件については)

そもそも論で考えて欲しい。東京で「若者が独特のカラーをもって集まる街」と言えば、渋谷・原宿か秋葉原だが、僕は渋谷系原宿系が嫌いだ。そして、渋谷・原宿は秋葉原もとい機械オタク・アニメオタク問わず「陰気臭い奴」が嫌いである。時々例外もいるだろうし、渋谷で109にもアニメイトにも行く奴だっているかもしれんし、アキバにもたまに殴り倒したくなるほどのイケメンがコスプレの衣装を買いに来てることがある。

だけど、大多数は「スイーツ(笑)」と、オタクって呼び合って反目し合ってるんですわ。
金髪・刺青のチャラ男は秋葉原のまんだらけの同人誌売り場で早苗が触手攻めされる同人誌をハアハア言いながら買うかどうか考えてたりしません。逆に100キロは誰がどう見ても超えているであろう脂汗・髪もパサパサの男が原宿の安物服屋にいるかね?俺はそいつには秋葉原のソフマップのエロゲ売り場の方が喜ぶと思うぜ?

文化ってそういうもんですよ。国内ですら、こんだけ違うんですよ。

だから、クールジャパンでも日本文化の普及でもいいけどさ、霞ヶ関は30ページもくだらん資料を作って全く異なる有識者を集める前に「何を日本の文化として宣伝するか」を決めたほうがいいんですよ。僕は文化自体がゴリ押しするものじゃないと思うから、ニコニコなんていう自由にやったから文化が育った場所で「ゴリ押しする文化を決める会議」なんてする事自体に反対ですけど。

え?もうちょっと言っていい?

ああ、言いましょう!僕には政治やマスコミが自分達の人気欲しさにこれっぽっちも分ける気のない予算と影響力をちらつかせながら、その実は自分の身内だけでその予算をわけてる詐欺にしか見えないんですよ。

  • ゴリ押しされた文化は文化と呼ばない

だいたい文化のゴリ押し何か辞めたほうがいいと僕は思っていましてね、その枝野さんが出演したニコニコ超会議なんていい例なんです。それとも、僕が嫌いなAngel Beats!ってアニメの話でも、皆さんが大好きなK-POPでもいいんです。

共通してるのは出演者(または製作者)またはアーティスト本人の別の場所での実績を宣伝の際に語りまくるんですよ。おまけにその宣伝広告も派手でね…僕がAngel Beats!をただの糞アニメに終わらせずにだーまえ叩きにまで発展したか?それはABが読売新聞に1頁丸々つかって、あの涼宮ハルヒシリーズにそっくりの中国製みたいなクソ絵のゆりっぺさんを載せたからです。(リトバスファン?ああ、文句は下にでも書いといてくれ。)

宣伝するってことはやっぱり大層なものだと思ってみるわけじゃない?我々の業界は宣伝するアニメほど死亡フラグって相場ですけど、宣伝をいいものだと思ってるテレビ見るが作品観るだろ?

だいたい、ちょっと考えたらわかるだろ?アニメ業界って金がなくてアニメーターが親から仕送りもらいながら夢を追いかけてるって言われてるぐらいに儲かってないんだぜ?真面目にアニメ作ろうと思ったら金が有り余っていても宣伝にやる金なんか一銭もないんだよ。
それをAngel Beats!ってアニメはあろうことかオタクが一番皆そうな媒体に広告打ちやがった!経済記事で有名になった私のような人間に言わせてもらえば、そんなものは金をどぶに捨てる?いや、もっとだ!どぶに捨てても実を言うと紙幣って水に濡れても平気だから拾っても使える。

アニメーターの前で金を破り捨てるが如く、もうちょっと言えば「貧乏動画マンの前で諭吉をシュレッターにかけて、「君、今キャッシュを持ち合わせていないから、僕にステーキおごってくれないかな?後でちゃんと建て替えるから。」とか言い出すような感じの行為だよね…あの新聞広告って。(常識的じゃない?そうだよ。狂気の沙汰だよ。あんなクソアニメが読売新聞の1ページ広告打ち込んで、一般人でも耐えられる質につくるかと思えば、見当違い。アニメーターの給料でも、作画枚数でもいいけどそれをどぶに捨てたんだよ。その分円盤を安くするなり、特典をつけるなりもっと効果的な使い道は読売に広告打てるぐらいの大金があればガキでも紙一枚分は列挙できる。)

ゴリ押しの文化なんてそんなものですよ。ゴリ押しして、あれだけのスタッフ揃えてろくなものができなくても、そういうことをを認めるわけにはいかないからしばらくは名作アニメ扱いでレンタルビデオショップなり、情報系のサイトを買収してやりたい放題。

俺は腹の底から「ああ、踏み絵をふんだ。」と思ったが、ゴリ押しすること、目先の利益で買収された連中は知りもしないですよ。間抜けな野郎共です。

K-POPのアーティストは多大な宣伝費・育成費がかかるため、アーティスト自身はスターになることが目的でそれを通じてお金持ちになったり豊かな生活ができるって訳ではないと聞きます。K-POPが捏造か、本当かというぎろんには僕はどちらかに肩入れする気はないんですけど、こちらについては本当だと思いますね。

だから、枝野氏がAKB48を海外で…というご意見なら海外で「クールジャパンとはAKB48だ」と言い、おおお!と言ってくれるような市場をリサーチしないとAKB48だってはた迷惑だよ。僕の場合はゴリ押しすること自体にコストと新しいことを生む機会を絶つようなオススメしないし、やるべきだとも思わない。そして、そんなのクールともジャパンとも少なくとも我々日本人は思わないでしょうね?

だいたい、今でこそ宣伝で強く押し込んでるAKB48だって、最初から宣伝一辺倒ってわけでもなかろう?やっぱり曲が良かったり、女の子が良かったりして、伸びた部分もあるんでしょ?

その時点のAKB48って文化だったろうさ。だけどさ、いまのAKB48って文化足りうる?僕には存在自体に政治臭さ…どうやって伸ばすか、どうやって認めてもらえるかという小細工の塊?そういうふうにしか見えないんだわ。別に嫌味でもなんでもない。古参のファンからすれば、「アレ?会いに行けるアイドルってコンセプトはどこ行ったの?」とか思ってるんじゃないの?…握手会?泣きそうな顔して十代の女の子に合法的にセクハラするイベントですか…。あんなのやってる時点でクールでもジャパンでもないですね。

それと、10代の女の子の手を金積んで握って喜んでるおっさんって何ッスか?ミスドか自動車教習所か高校で働けば手なんか握り放題、ナンパし放題な気もするけど、わざわざお金を積むアレって何ッスか?何か聞くのも俺は嫌だから、下に書いといてくれる?読んでおいて「あげる」から(上から目線)

え?政治・資本の力がアニメに反映させたいという行為的な政治家・資本家は何をしたらいいか?最後はその話で締めようかな。

  • クールジャパンのためにできることは作り手を補助してあげること

突然ですが、自慢話をします。ここ1ヶ月に限って言えば、当ブログは何を書いても毎日1000アクセスはだいたい来ます。この影響力で同人誌や自主制作アニメのレビューを宣伝したところ、僕が応援してる「ロボと少女(仮)」というアニメを2ヶ月で2つ売り上げました。

数自体は多くないんだけども、製作者達ともコンタクト取って実際に自分が書いたレビューを読んでいただいたことがこの作品に限らず複数あります。同人誌だと委託してないと売上に貢献できないのですけど、委託もしくは自分で販売してるものに関しては知名度だけではなく売上の補助までしてる。

このブログのミッションは「情報環境を変える」なんですよ。僕が肩書きだけは一流な馬鹿なコメンテーターに代わって皆様にわかりやすい時事ネタ・モノの考え方を皆様に提供し、テレビの金まみれの宣伝ではなく、無銭で「僕が本当に面白いと思ってるもの」を、本当にブームしてるものを語るんです。

情報の世界に「誠」を持ち込みたいんですよ。

その時その時に自分の頭で精一杯ひねり出したネタに舌鼓を打っていただきたい。大切なお時間を頂戴するのですから、情報の発信者とは常にそうあるべきだ。先ほど「何を書いても毎日1000アクセス」と書きましたが、分野は違えど、手を抜いたネタはございません。愛と誠を込めて書いていますよ。私の文で読者の生活が少しでも豊かにできたら、好きな作品が少しでも盛り上がったらという気持ちで。
…お金があるいは権力がお金欲しさにモノを宣伝するとその「愛と誠」が消えてしまう。今のテレビはバラエティーの中身の半分ぐらいは宣伝。出演者の出てる舞台やドラマ、出しているCD何かを売り込むためにやってる。好きな人がやるならまだしも、ほとんどの場合仕事で、そのコンテンツが何かも昨日まで知らなかった芸能人に口パクさせてあれがいい、これがいいと言わせる宣伝をやってる現状では、個人がいいと思っているものを良かれと思って進めている人間の宣伝以外をどうしても悪玉視せざるを得なくなる。

まさに「テレビが視聴者を必要としている」だけであり、視聴者はテレビを必要としていないだけであります

だから、お金・権力が自分のために情報を触っちゃいけない。それは自分達の姿に造形する代物に変わってしまう。情報だけではなく、芸術など触ろう日には文字通り天罰が下ります。

では、権力を持っている人がそれを盛り上げたいと思うときはどうしたらいいか?それは特定のコンテンツを持ち上げるではなく、システムや外回りを援護してあげたらいい。

著作権の問題であれ、産業構造の問題であれ、いくらでもメスを入れ、白昼に晒すべきものはあるでしょうに。著作権も産業構造も表現規制も…どれも真面目に語ると1記事かけそうなテーマだし、その道の専門家がいるから俺は語らないよ?語らないけど、これらってアニメ及びコンテンツ産業語る上ではけっこうな問題なんですよ。

よく問題の槍玉に上がるアニメーター何かは給料が安いって言うのも末端が食えないって事に加えて、激務だからさ、99.9%は辞めちゃうんだわ。おまけに上り詰めても他の業種に比べてトップ層の給料が安い。

「金銭が魅力の稼業じゃないのだからそれでいいじゃん。」

…アメリカはそう言ってパイロットの給料安くして、パイロットが生活保護の配給受けたり、血漿売ったりしてるんですよね〜。日本でもアメリカでも対岸の火事のことにはとことん冷たいですね。そういう奴に限って、ジャンプとマガジンこそが漫画でクールジャパンを支えてると思ってるから頭に来る。
日本のクリエイティブを支えてるのは膨大な同人市場ですよ。一人二人の巨匠が文化を支えてるだけじゃなくて、そこに派生作品がたくさんあったり、技術を使って披露する場所がクリエイターの層の厚みに繋がってくる。

そういう市場を盛り上げるためにも「著作権上グレーでは?権利者にお金がいかんのはけしからん」って議論に早く仕組みづくりのプロ達は方法を示したらいかがです?政治家とか役人ってそれでご飯食べてるんでしょ?著作権に限らず、あらゆるシステムを変える事で。

クールジャパンで音楽を盛り立てたいなら、もっと路上ライブを認めてあげたら?余ってる不動産・ハコモノがあるならそういう場所をクリエイターのために開放してやればいい。作品を発表するためであれ、安く住むためであれ、方法はいくらでもあるし前例もある。


クールジャパンなんてものがもしもあるとすれば、それは芸のために切磋琢磨する、読者のために少しでも良いものを書こうと研究し続けるクリエイターとそれを楽しむ「文化の参加者」だよ。そこにお客様なんかいない。「参加してる」だけ。

友人のバンドのライブに行ったことがあるのだけど、やはり観衆の心をつかめないと、そのライブは演奏的に成功してもダメだよ。それはいい観衆に出会うこと、引き寄せるための努力をしてる事…そういう事があると本当に盛り上げ上手な参加者に出会える。それに出会うと次は本当に別の場所でも最高のパフォーマンスをしてみせるようになった。ちょっと天狗になったり、自分の良さを勘違いしちゃうときもあるんだけども、それでも肝心なところはつかみ続けて離さない。

僕のブログも一緒。いい読者に出会った数だけ文章がよくなっていく。僕が勉強して良いもの書こうという意欲を支えてくれるし、勉強のヒント・文章のヒントをくれる。

お客様なんかいない。参加しているんだ。相手だって「クール!」って言いたくて時間またはお金を使うんだ。それに答えられる日本人、日本文化こそが「クールジャパン」なんじゃないのかい?

ニッポンのここがスゴイ!

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